これは、プロローグである。
いつもなら、公式戦が終わった後に書くブログの冒頭には『○○の幕が閉じた』と綴ることが多いが。
今回は、そうやって書きはじめることを止めようと思う。
そして珍しく、いや恐らく初めてだと思うが、長文を書くこともしない。
なぜなら、まだ幕なんて閉じてなどいないのだから……。
この地区大会で納得のいくプレーができた人。
慢心しないことだ。
満足しないことだ。
なぜなら、何も終わってなどいないから。
これから始まるのだ。
全国を賭けた、負けたら終わりの戦いが。
満足するには、まだまだ早い。
……そして。
この地区大会でベストパフォーマンスを出せなかった選手たちよ。
納得のいくプレーができなかったお前たちよ。
再三訪れたチャンスを決めきれず、無得点に終わってしまったそこの君。
安心していい。
なぜなら、何も終わってなどいないから。
終わったのではない。
始まったのだ。
最高の舞台が。
その最高の舞台でベストパフォーマンスを見せてこそ、ヒーローと言うものだ。
活躍を期待している。
以下、謝辞。
対戦していただいたチームの皆様、ありがとうございました。
また、大会運営をしてくださった西濃地区サッカー協会の皆様、ありがとうございました。
そして、応援してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
県大会でもよろしくお願いいたします。
どんな物語にもエンドマークが打たれる。
これはその、物語のプロローグ。
始まりに過ぎない。
私が語るのはここまで。
あとは。
主人公である選手たちが自らの手で、綴ってくれるだろう。
その結末がハッピーエンドだったら、最高だな。